映画『洗骨』を観て、わたしたちが思うこと。※少々ネタバレあり

 

はいさい!🌺

世の中は、いまコロナ問題で大変なことになっていますね〜。色々なものも品薄になっていて、もはや年齢関係なく誰が感染してもおかしくない状況ですね。

そんななかで先週末は、急きょ北海道が早々に週末の外出自粛要請を市民にお願いしましたね。

感染者の数もほかの地域より少しばかり多いのもあると思いますがあの若手知事、鈴木直道さんの迅速かつ大胆な判断、わたしは尊敬しています。

……え、えっと、、安倍さーん!!?いろいろ遅くないかい?そして出した答えがそこ?!みたいな。よろしく頼むよ、、

早くいつも通りの平穏な毎日に戻りますように。

 

さて、わたしたち夫婦も先週末はこんな状況なので、お家でゆっくりまったりしていました。

特にわたしは何をするかとかも考えていませんでしたが、リョウヘイが『洗骨』が観たい!とのことで、そういえば、公開されたときから観たい観たいと言いながらタイミングを逃していたので、この日はとっても良い機会でした。

 

見つけたのはAmazon Prime。

こういう時、ほんとに動画配信サービスは便利でありがたい。

ただ残念ながらPrime会員特典の料金だけでは視聴できず、この日の時点では別途でレンタル料金が¥500必要でした。

でもせっかくの機会なので、ここはケチらず観ることに。

 

ちなみにU-NEXTなら、会員なら別料金なしで観れるそうです…!

初月無料なのでぜひお試しを〜♫



映画:『洗骨』

※写真は『洗骨』公式サイトよりお借りしました。

洗骨とは___________

今はほとんど見られなくなった風習だが、沖縄の離島、奄美群島にはまだ残っているとされる。

沖縄の粟国島(あぐにじま)では、島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり骨だけになった頃に、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらい、ようやく「この世」と別れを告げることになる。

出典:映画『洗骨』公式サイトより引用

 

亡くなった人を棺におさめ、島の西側(日が沈む方角をあの世とする)のある場所に保管し、4年後に家族・親族で掘り返し、お水、海水、お酒をつかい洗うという。

 

想像しただけですごい…

 

そしてこの映画の監督、照屋年之さんて人なんだ〜て思っていたら、まさかのガレッジセールのゴリさんでした!びっくり!本名、思えば知らなかった。

だからか、少し重い内容のなかにときどきお笑い要素を含ませていたのは。笑

 

キャスト

  • 父/信綱:奥田瑛二
  • 母/恵美子:筒井真理子
  • 長男(兄)/剛:筒井道隆
  • 長女(妹)/優子:水崎綾女
  • 信子おばさん(父の姉):大島蓉子
  • 神山亮司(名古屋の美容師):鈴木Q太郎

 

メインになってくるのはこのメンバーでした。

 

制作年度:2018年(公開2019年)

  • 監督・脚本:照屋年之
  • 音楽:佐原一哉
  • 主題歌:古謝美佐子「童神」

 

あらすじ

沖縄の粟国島に住む新城家。

東京に住む長男・剛と、名古屋に住む長女・優子が、母・恵美子の”洗骨”の行事のために4年ぶりに粟国島に帰ってくる。2人とも色々と事情を抱えて。

一方で父・信綱は粟国島の実家で一人暮らし。

妻・恵美子の死を未だ受け入れられずにいて、やめたはずのお酒も妻の死をきっかけに飲み始め、依存していて家も荒れ果てていた。

バラバラになりつつある家族の絆が、あと数日で母の”洗骨”の行事までに一つになれるのか?

 

この物語を観て思うこと

Ryohei Side

映画の題名から、衝撃を受ける方もいるかも知れません。

しかし、この映画は限りなく実話に近いものだと僕は感じる。

粟国島の昔から伝わる、死者を火葬をせずに風葬し4年後に棺桶から出してその骨を、家族(一族)で洗うという風習のお話。

しかし、時代の流れと共にその風習は無くなりつつあると言う。沖縄本島出身の僕でも初めて聞いた。

実際、沖縄は内地と比べて昔から死者(先祖)への尊敬を表す事や行事がすごく多い。

あくまで、洗骨というのは『尊敬』からきた風習だと思う。

この御時世、沖縄ではあまり無いが、なかにはオジィ・オバァのお墓がどこにあるか分からないだったり自分のルーツ、先祖が分からないなど耳にする事がある。。

もちろん、好きでそうなった訳で無いのも分かるがそういった方にも是非観てほしい映画だ。

後半に、鈴木Q太郎演じる神山亮司が言った「その人(母)が居なかったら、優子ちゃん(妻)に出逢えなかったですから」が、凄く当たり前なんだけど改めて心に響いた。

そういう尊敬が、人と人を繋げてきた中で今一度『死』とは?

とか、考えさせられ改めて家族の大事さ・愛の深さに心打たれた。

この映画を通して沖縄の、こういった死者(先祖)・ルーツを大事にする・敬う心みたいなものがもっと広がったらいいなぁと思った。

 

Kaori Side

わたしはやっぱりナイチャー(本土出身)だし、沖縄以外でこういう密な文化に触れたこともなければ、家族も少ないからこそ、正直自分の家が、この新城一家に近い家族関係な気がしてならなかった。

観ていて、あーわかるわかる、こうなるよね、という部分も多かった。

家族同士近すぎて言えないこともあるだろうし、劇中に出てくる長男の抱えていることも深くて、長男の責任感とすごさには改めて感動した。

 

わたし的に、お父さん役の奥田瑛二の演技が凄まじくて、また泣かせる泣かせる。

冒頭の憔悴しきった父の姿はなんとも言えないものがあった。来る日も来る日も、妻の布団はしっかりとなりに敷いて。もういないのに…

 

また、お父さんの姉、信子おばさん演じる大島蓉子の演技も迫力満点。沖縄の方じゃないのに、“沖縄にいる強いおばさん”をなんでここまで忠実に再現できる?すごすぎ!

そして信子おばさんの「口は強いけどハートのあったかさ」もまさに、わたしがこの目で見て感じてきた、“沖縄にいる強いおばさん”なのでした。

見どころとしては、このバラバラになりかけている家族をどうやってまたお母さんが生きていた頃のように一つになれるのか、というところ。

家族が数日のあいだで少しずつ関係性が変わっていく様子はとても見ものでした。離れて暮らしていた分なかなか素直になることが難しい関係性のなかで、そっと信子おばさんがあいだに入り、知らぬ間にアシストしてくれている。

信子おばさんの選んで発する言葉は、なんだか本の合間に出てくるような、“重要な一言”みたいに、わたしの心の奥にガツンと刺さってきました。それにも注目してぜひ観てみてほしいです。ラスト20分はほんとうに感動しますよ。

 

主題歌がまた泣かせる

主題歌は劇中にも出てくる、商店のおばさん役として出演している古謝美佐子さんの「童神」(わらびがみ)という曲。

1997年に佐原一哉さん(なんと古謝さんの旦那さん)の作曲でつくられた曲で、古謝美佐子さんの代表曲です。

 

わたしも沖縄でもずっと聴いていたし好きだったので(HYやモンパチなど沖縄のポップ曲より実は民謡の方が好きなタイプ)、主題歌としてこの曲が流れてきたときは、あまりに映画にマッチしていて秒で爆泣きしてしまいました。笑

 

この曲しかないでしょう!ってくらい合いすぎていました。つまり最高でした。

わたしが監督でもこの曲を絶対選ぶと思う!←誰

 

 

逆にいうとある意味、映画館で観なくてよかった。爆泣きすぎて、終わった後あの明るいところに戻ったときに相当醜態をさらしていたはず…笑

 

でもお家では泣き放題だと思うので笑、ぜひぜひ観てみてくださいね!!

あぁ、家族っていいな。そう思える作品。ちょーーーぅオススメです!



今日のうちなーぐちタイム🌺

今回はせっかくなので童神の歌詞の一部を。

童神

意味:子ども神

てぃんからの恵み 受きてぃくぬしけに
生まりたるなぐしわ わみぬむい育てぃ
イラヨーヘイ イラヨーホイ
イラヨー かなしうみなしぐわ
泣くなよーや ヘイヨ― ヘイヨー
てぃだぬ光受きてぃ
ゆういりヨーや ヘイヨー ヘイヨー
まささあてぃたぼり

出典: 童神/作詞:古謝美佐子 作曲:佐原一哉

 

天からの恵みを受けて この世界に

生まれた我が子 私が守り育てよう

愛しい我が子

泣かないでね

太陽の光を受けて

芯の強い我が子

すこやかに育ちますように

ちなみに、イラヨーヘイ、イラヨーホイ、ヘイヨーヘイヨーはただ子どもをあやすための造語らしいので、意味はないとのこと。

こちらもほんとうにオススメな沖縄民謡なので聴いてみてください〜!!

 

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